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事例

【TrailblazerCommunity】Salesforceから学ぶコミュニティの大切さ

Salesforce Trailblazer Community

リデルではインフルエンサーマーケティングを中心にソリューションを提供していますが、最近ではその延長線上で「ファンマーケティング」や「コミュニティマーケティング」にも取り組んでおります。

そこで今回は、弊社のSalesforce管理者が参加しているSalesforceの"Trailblazer Community"を例に、「コミュニティ活動で大切なこと」や「実際にそこで活動して感じたこと」を実体験を通してご紹介していきます。

目次

"Trailblazer Community"って?

Salesforceの世界では、Salesforceを活用して革新に挑戦する人を"Trailblazer" (先駆者)と呼びます。

そして、Trailblazerコミュニティでは自発的に集まって勉強会を実施したり、ユーザーが主体となってイベントを開催したりと様々な取り組みが行われています。

"Trailblazer Community"参加のきっかけ

参加のきっかけは2022年11月下旬、芝公園にあるザ・プリンスパークタワー東京で開催されたTrailblazerが集まる祭典『Salesforce World Tour Tokyo』です。

BtoB向けの祭典でありながら、キャンプ場をモチーフとした会場には複数のブースが並んでおり、キャラクターも登場するテーマパークのような賑わいを見せており、Salesforceの世界が1日中楽しめる催しでした。

一点だけ残念だったことは、「普段Twitterでやり取りしているフォロワーさん達に会える!」とワクワクして参加したものの、リアルでの交流が皆無だったため、いざ会場入りしても誰がフォロワーさんか分かりません。この時初めて、オフラインでのリアル交流の必要性を痛感しました。

休日にTrailblazerが気軽に集える憩いの場「Salesforce Saturday」

会場でコミュニティ紹介のブースに立ち寄り、どんなコミュニティがあるのかを聞いて、仕事の無い週末に参加できる『Salesforce Saturday』に興味を持ち、参加するようになりました。

それ以降、クリスマスイブも大晦日も関係なく毎週のように参加しています。

活動内容

活動内容は「みんなで集まって黙々と作業する」ことです。

学習プログラムを進めてバッジやポイントを稼いだり、資格試験の勉強をしたり、関連ブログを書いている人までいて、「Salesforce関連なら基本的に何をやっていてもOK」なスタンスで活動しています。

全体の流れとしては開始時に自己紹介と本日の目標を宣言し、そこからおのおの黙々と作業を開始します。終了時に成果報告をして皆で称賛し合いますが、初心者でSalesforceについての知識やコミュ力が無くても安心して参加できるのが魅力です。

参加するメリット

  • 分からないことを詳しい人に質問できる
  • そこからの雑談も勉強になる
  • その後の交流会が楽しめる

実際に参加して感じた、コミュニティ運営に大切なこと

Trailblazer Communityに参加して感じた、コミュニティ運営に大切なポイントをご紹介します。

1. 心理的安全性の確保

初心者でも気軽に質問できる雰囲気づくりが重要です。「知らないことは恥ずかしくない」という文化が、コミュニティの活性化につながります。

2. 参加のハードルを下げる

「黙々と作業する」というシンプルな目的設定により、コミュニケーションが苦手な人でも参加しやすい環境が整っています。

3. 称賛文化の醸成

成果報告に対して参加者全員で称賛し合うことで、モチベーションの維持と次回参加への意欲向上につながります。

4. オンオフの融合

オンライン(Twitter)での交流とオフライン(リアルイベント)での交流を組み合わせることで、より深い関係性が構築できます。

Salesforceから学ぶべきコミュニティマーケティングに大切なこと

コミュニティマーケティング成功の3つのポイント

① ユーザー主体のコミュニティ運営

企業が一方的に管理するのではなく、ユーザー自身がコミュニティを育てていく仕組みを作ることで、自発的な活動が生まれます。

② 継続的な参加の仕組み

定期的な活動(毎週の開催など)により、習慣化を促進し、長期的な関係性構築につながります。

③ リアルとデジタルの両輪

SNSでの日常的なコミュニケーションと、リアルイベントでの深い交流を組み合わせることで、より強固なコミュニティが形成されます。

Salesforceの事例から学べることは、単に製品やサービスを提供するだけでなく、ユーザーが主体となって成長できる「場」を提供することの重要性です。コミュニティを通じて、ユーザー同士が互いに学び合い、支え合う文化を醸成することが、長期的なブランドロイヤリティの向上につながります。

まとめ

Salesforceの「Trailblazer Community」は、ユーザー主体のコミュニティ運営の素晴らしい事例です。

コミュニティマーケティングを成功させるには、心理的安全性の確保、参加ハードルの低減、称賛文化の醸成、そしてオンライン・オフラインの融合が重要です。

これらの要素を取り入れることで、ユーザーが自発的に集まり、互いに学び合い、成長できる持続可能なコミュニティを構築することができます。

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